- 対象の目安
- 小5〜中学
- ボリューム 推定
- 約55,000語長編
- ページ数
- 224ページ
- 出版社
- Square Fish1973年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
『五次元世界のぼうけん』から1年あまり。ある秋の日、学校から帰ったメグに、弟のチャールズ・ウォレスが「家の畑でドラゴンを見た」と言います。
チャールズ・ウォレスは小学校にあがったばかり。頭がよすぎてまわりになじめず、学校ではいじめられています。そのうえ最近、原因のわからない病気で弱ってきているのです。
その夜、メグとカルヴィンは畑で「先生」と名のる不思議な人物と、ドラゴンのように見える生きものに出会います。弟の命と、宇宙の運命をかけた、目に見えないほど小さな世界への冒険がはじまります。
こんな子におすすめ
『五次元世界のぼうけん』を読んで、メグたちのその後を知りたい子に。今度の舞台は宇宙の果てではなく、弟の体の細胞の中。科学とファンタジーがまじりあう不思議な世界や、「自分とは何か」を考える物語が好きな、少し背伸びしたい読書好きの子に向いています。
読みどころ
- 宇宙の星々と、細胞の中の小さな生きものが同じように大切に描かれる、スケールの大きさと小ささが入れかわる感覚。ほかの物語にはない読み心地です。
- 苦手な校長先生を、メグが愛をこめて見つめ直して本物を見分ける試練。相手を本当に知ることが「名づける」ことだという考え方が胸に残ります。
- たくさんの目と翼をもつケルビムのプロギノスケスは、こわそうな見た目なのにユーモラスで、メグとの友情がしだいに深まっていきます。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
「ドラゴン」の正体は、無数の目と翼をもつケルビムのプロギノスケスでした。先生のブラジェニーは、チャールズ・ウォレスの病気は、体の細胞の中のミトコンドリアに住むファランドーラという小さな生きものたちの異変が原因で、その裏には、ものの名前と存在を消し去ろうとする悪の存在エクトロイがいると告げます。
メグはプロギノスケスとともに、いくつもの試練を受けます。最初の試練は、三人の同じ姿をした校長のジェンキンズ先生から本物を見分けること。メグは苦手だった先生のことを愛をこめて見つめ、本物を「名づける」ことで見抜きます。
やがてメグ、カルヴィン、ジェンキンズ先生、プロギノスケスは、チャールズ・ウォレスの細胞の中へ小さくなって入ります。若いファランドーラのスポロスは、エクトロイにそそのかされ、成長して根をおろすことをこばんでいました。メグたちはスポロスを説得し、エクトロイと戦います。最後にプロギノスケスは、エクトロイがあけた「無」の裂け目に自分の身を投げ出してふさぎ、仲間を救います。スポロスは根をおろし、チャールズ・ウォレスは回復します。
読んだあとに話したいこと
- 「名前を呼ぶ」「名づける」ことが、どうしてそんなに大切なんだろう?
- 苦手な人のよいところを見つけようとしたことはある?
- 目に見えないほど小さな生きものも、宇宙と同じくらい大切だと思う?
おうちの方へ
『五次元世界のぼうけん』(A Wrinkle in Time)の続編で、メグ、チャールズ・ウォレス、カルヴィンが再登場します。人物紹介はありますが、前作を読んでからのほうが入りやすいです。英語は英検準1級程度とやや難しめで、細胞・ミトコンドリアなどの科学用語や、「名づける」「存在する」といった抽象的な考えが多く出てきます。大人がいっしょに話しながら読むと理解が深まります。
次に読むなら
A Wrinkle in Time(『五次元世界のぼうけん』)の続編。単独でも読めますが、人物の関係がわかる前作から読むのがおすすめです。シリーズは、大人になったメグとチャールズ・ウォレスが時をこえる A Swiftly Tilting Planet へ続きます。きょうだいを救うために子どもたちが悪と向きあう、光と闇の戦いの物語なら、C・S・ルイスの The Lion, the Witch and the Wardrobe(『ライオンと魔女』)もどうぞ。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

A Wrinkle in Time
Madeleine L'Engle
同じ作者・「ファンタジー」「冒険」のお話・同じくらいの長さ

The Lion, the Witch and the Wardrobe
C. S. Lewis
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The Land of Stories: A Grimm Warning
Chris Colfer
「ファンタジー」「冒険」のお話・同じくらいの長さ

The Land of Stories: An Author's Odyssey
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The Land of Stories: Beyond the Kingdoms
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あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
