- 対象の目安
- 小3〜小6
- ボリューム 推定
- 約140,000字長編
- ページ数
- 406ページ
- 出版社
- 福音館書店1972年8月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/30
どんなお話?(ネタバレなし)
大きな森の小さな家に、人がどんどんふえてきました。もっと広くて、けものがたくさんいる土地で暮らしたい――。とうさんは森の家を売り、一家は幌馬車に乗って西へ向かうことにします。
とうさん、かあさん、ローラ、メアリイ、赤ちゃんのキャリー、そして犬のジャック。氷のはった湖をわたり、いくつもの川をこえて、何日も何日も旅をつづけた先に広がっていたのは、見わたすかぎりの大草原でした。
何もない草原に、とうさんは一から家を建てはじめます。新しい土地での暮らしは、よろこびと同時に、思いもよらない出来事の連続でした。
こんな子におすすめ
家を建てたり、道具を作ったりする場面にわくわくする子に。何もない草原に一から暮らしをつくっていくとうさんの手仕事は、ものづくりが好きな子にはたまりません。前作で森の暮らしを楽しんだ子なら、旅と新しい土地での冒険が加わって、ぐっと物語の起伏が大きくなったことを感じられるはずです。
読みどころ
- 丸太を切り、組み、屋根をふき、戸をつけていく家づくりの場面が、手順がわかるほどていねいに描かれています。ガース・ウィリアムズの挿絵とあわせて読むと、開拓の暮らしが目に浮かびます。
- 流されたジャックが帰ってくる場面や、川をわたってきたエドワーズさんのクリスマスの贈りものの場面は、シリーズの中でも特に心に残るエピソードです。
- オオカミや熱病、火事など、自然の中で暮らすきびしさが次々におそってきます。それでも家族で力をあわせて乗りこえていく姿が、物語の芯になっています。
- 先住民の人たちとの出会いは、ローラの目を通して、おそれとあこがれがまじった気持ちで描かれています。土地はだれのものか、という大きな問いにふれられる1冊です。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
一家は長い旅のすえ、大草原にたどりつきます。とちゅう、増水した川をわたる場面では犬のジャックが流されてしまい、家族は悲しみにくれますが、ジャックはあとからぼろぼろになって一家に追いつき、みんなを喜ばせます。
草原では、とうさんが近所に住むエドワーズさんの手を借りて丸太の家を建て、戸や暖炉、床を少しずつ作っていきます。夜に家のまわりをオオカミの群れに取りかこまれたり、家族全員が熱病にたおれてお医者さんに助けられたり、井戸ほりでとなりの人があやうく命を落としかけたり、えんとつから火が出たりと、試練がつづきます。
クリスマスには、大水の川を泳いでわたってきたエドワーズさんが、サンタクロースからだと言ってローラとメアリイに贈りものを届けてくれます。
やがて、近くに暮らす先住民(作中の呼び名はインディアン)たちが家をたずねてきたり、夜ごとに太鼓や叫び声がひびいたりして、一家は不安な日々をすごします。草原の火事もなんとか乗りこえ、先住民たちが長い列になって去っていくのを、ローラはじっと見送ります。
しかし、一家が住みついたのは、じつは先住民の土地として決められた場所でした。軍隊に追いだされる前にと、とうさんは苦労して建てた家を残して、ふたたび幌馬車で旅立つことを決めるのでした。
読んだあとに話したいこと
- 何もない草原に家を建てるとしたら、まず何から作る?
- エドワーズさんの贈りもの、あなたならどんなものがうれしい?
- 一家が住んでいた土地は、本当はだれのものだったんだろう?
おうちの方へ
『大きな森の小さな家』の続編で、同じ一家の物語ですが、この本から読んでも話はわかります。1章ずつ区切りがよく、読み聞かせなら小学2・3年生から、ひとり読みは3・4年生以上が目安。先住民の描き方には書かれた時代の見方がそのまま出ているので、読んだあとに「いまならどう考える?」と話しあうのがおすすめです。
次に読むなら
前作『大きな森の小さな家』から読むと、一家がなぜ旅に出たのかがよくわかります。シリーズは『プラム・クリークの土手で』などへ続き、ローラが少女から大人になっていくまでを追いかけられます。アメリカの開拓時代とはちがう角度から、少女の目で見た暮らしを描いた物語なら、『赤毛のアン』も高学年におすすめです。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

大きな森の小さな家
ローラ・インガルス・ワイルダー
同じ作者・「家族」「自然」のお話・同じくらいの長さ

グレッグのダメ日記 なんとかなるさ
ジェフ・キニー
「家族」「冒険」のお話・同じくらいの長さ

Diary of a Wimpy Kid: The Deep End
Jeff Kinney
英語の本・「家族」「冒険」のお話・同じくらいの長さ

A Long Walk to Water
Linda Sue Park
英語の本・「歴史」「家族」のお話・同じくらいの長さ

Refugee
Alan Gratz
英語の本・「歴史」「家族」のお話・同じくらいの長さ
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
