- 対象の目安
- 未就学〜小2
- ボリューム 推定
- 約780語すこし長め
- ページ数
- 62ページ
- 出版社
- Random House (Beginner Books)1960年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/09/29
どんなお話?(ネタバレなし)
サム・アイ・アムという元気なちびっこが、ぼうしをかぶった大きなひとに、お皿を差しだします。のっているのは、なんと緑色のたまごと緑色のハム。
「そんなもの、食べたくない!」と断られても、サムはまったくあきらめません。おうちでは? ねずみといっしょなら? 箱の中では? と、場所や相手を変えては、しつこくすすめつづけます。ページをめくるたびに場面はどんどんにぎやかになり、断る声もどんどん大きくなっていきます。はたして、緑のたまごとハムを食べてもらえる日は来るのでしょうか?
こんな子におすすめ
見たことのない食べものを前にすると、口を固く閉じてしまう子に。食べてみる前から「きらい」と決めつける気持ちを、サムとぼうしのひとのやりとりを通して、笑いながら外からながめられます。英語の読みはじめで、同じ単語をくり返し読んで自信をつけたい5〜7歳ごろの子の、最初のひとり読み本としても向いています。
読みどころ
- 断る理由がどんどん増えていき、場面も箱、車、汽車、ボートと広がって、絵がにぎやかに積みかさなっていきます。積み上げ歌のような構成が、次のページへの期待を高めます。
- しつこくすすめるサムと、かたくなに断るぼうしのひと。表情豊かなふたりのかけあいは、まるでコントのようです。どちらの役を読むかで、読み手の声色も自然と変わります。
- 使われている単語がごく少なく、同じ単語が何度も出てくるので、一度覚えた言葉がすぐ次のページで役立ちます。「読めた!」という感覚をくり返し味わえます。
- 後半になると断りの文が長くつながり、早口言葉のようになります。一息で読みきれるかどうか、親子で競争するのも楽しい遊び方。読み終わるころには、子どものほうがすらすら言えるようになっているかもしれません。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
ぼうしのひとは、サムにすすめられるたびに、ここでもあそこでも食べないと言いかえします。サムは、家の中、ねずみといっしょ、箱の中、きつねといっしょ、車の中、木の上、汽車の中、暗やみの中、雨の中、やぎといっしょ、船の上と、次々に新しい場面を持ちだします。断る言葉もどんどん長くなっていきます。
やがて汽車はトンネルをぬけて海に落ち、みんなで水の中へ。それでもサムはお皿を差しだします。とうとうぼうしのひとは、食べたらもうかまわないでくれるならと、しぶしぶ一口食べてみることにします。
すると、思いがけずとてもおいしい! ぼうしのひとは、それまで断ったすべての場所で、どんな相手とでも食べられると言いだし、サムにお礼を言います。食わずぎらいをしていたことに気づくお話です。
読んだあとに話したいこと
- ぼうしのひとは、どうしてあんなにかたくなに食べたくなかったのだと思う?
- きみが「食べてみたら意外とおいしかった」ものはある?
- サムみたいにだれかに何かをすすめるとしたら、どんなふうにさそう?
おうちの方へ
わずか50種類の単語だけで書かれた本で、同じ言葉と形がくり返し出てくるため、英語のひとり読みの入門にぴったりです。1文は短く韻をふむので、テンポよく読むと楽しさが伝わります。後半は断りの文が長く積み重なるので、読み聞かせでは息つぎに注意。食わずぎらいの話題にもつなげやすい本です。
次に読むなら
同じドクター・スースの The Cat in the Hat は、単語数も文の長さもひと回り大きく、ひとり読みのつぎの段階にちょうどいい本です。「すすめる」「断る」のかけあいが気に入った子には、ふたりの会話だけで進む Elephant & Piggie シリーズの There Is a Bird on Your Head! がおすすめ。食べもののくり返しを楽しむ絵本なら The Very Hungry Caterpillar と並べると、年齢の小さいきょうだいとも一緒に楽しめます。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら

The Cat in the Hat
Dr. Seuss
同じ作者・「笑える」「ことば遊び」のお話・同じくらいの長さ

There Is a Bird on Your Head!
Mo Willems
「笑える」のお話・短めで読みやすい

The Very Hungry Caterpillar
Eric Carle
「食べもの」のお話・短めで読みやすい

Chicka Chicka Boom Boom
Bill Martin Jr.・John Archambault
「ことば遊び」「笑える」のお話・短めで読みやすい

Mercy Watson to the Rescue
Kate DiCamillo
「笑える」「食べもの」のお話・同じくらいの長さ
この本が入っている特集
この本を紹介している記事
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
