- 対象の目安
- 小3〜中学
- ボリューム 推定
- 約55,000字長編
- ページ数
- 221ページ
- 出版社
- ポプラ社2015年11月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/10
どんなお話?(ネタバレなし)
「みんなスマホや画面ばかり見て、近所づきあいがなくなっている」。そう心配したママは、町じゅうで電気や機械を使わずに過ごす週末をつくろうと、署名集めを始めます。
大人たちは「昔はよかった」と口をそろえますが、ゲームやテレビのない暮らしなんて、グレッグにはとても無理そう。しかも家には、住んでいたところを出ることになったおじいちゃんが引っこしてきて、グレッグは自分の部屋まで明けわたすはめに。
そのうえ学校では、泊まりがけで農場へ行く野外学習の日も近づいてきます。昔ながらの暮らしは、グレッグにむいているのでしょうか。
こんな子におすすめ
ゲームやテレビのない生活なんて考えられない、という子に。キャンプや林間学校を前にちょっと不安な子にも、グレッグたちのさんざんな野外学習は笑いながら読めるはずです。「昔はよかった」と言いがちな大人が子どもといっしょに読むと、おたがいの言い分が見えてきておもしろい一冊です。
読みどころ
- 町じゅうで電気を使わない週末。大人たちの「昔はよかった」と、まったくついていけないグレッグとの温度差がユーモラスに描かれます。
- 歯みがき粉のふたひとつから、家が水びたし、車がみぞへ……と、パパのお説教どおり小さな失敗が大事件へふくらんでいく流れがおかしいところです。
- 野外学習で広まる森の怪人のうわさと、その思いがけない正体。パパとグレッグが「似たもの親子」だとわかる結末です。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
学校では、上級生が下級生の宿題を手伝う制度でグレッグに3年生の男の子がつきますが、その子のほうがずっと勉強ができます。家ではおじいちゃんにグレッグの部屋をとられ、グレッグはマニーと同じ部屋に。歯みがき粉のふたをしめわすれたことから、パパに「小さな失敗が大きな結果をまねく」とお説教されます。
ママの署名集めは成功し、電気を使わない週末がやってきます。グレッグはロウリーとレモネード屋を開いたり、公園のそうじに参加させられたりしますが、どれもさんざん。そのうえ、排水口に落ちた歯みがき粉のふたを取ろうとして、水を止めわすれ、家の下の階を水びたしにしてしまいます。しみをかくすペンキを買いに、免許のないおじいちゃんの運転で出かけたあげく、グレッグは車をみぞに落としてしまいます。
パパにしかられるのがこわいグレッグは、行きたくなかった農場での野外学習に、にげるように参加します。ロウリーたち「あまりもの」の班に入ったグレッグは、ぼろぼろの小屋に泊まり、むかし森に追いやられたというおそろしい農夫のうわさに、みんなでふるえあがります。家に帰りたくて、わざと具合を悪くする子まで出て、制汗剤はぜんぶ取りあげられ、小屋はにおいでひどいありさまに。ほかの班の小屋をあらしに行ったことがばれて、付きそいとしてやってきたのは、なんとパパでした。
ところがグレッグは、キャンプ場のはずれの小屋で、シャワーをあびているパパと鉢合わせします。そのおそろしい農夫のうわさは、子どものころここに来たパパが、きれいなトイレとシャワーのある小屋をひとりじめするために考えだした作り話だったのです。グレッグは本当のことをみんなに言おうか迷いますが、いつか自分にも必要になるかもしれないと、だまっておくことにするのでした。
読んだあとに話したいこと
- もし一日、電気もゲームもスマホも使えなかったら、なにをして過ごす?
- パパがうわさを考えだしたのは、ずるいと思う? それともわかる?
- グレッグは、うわさの正体をみんなに話したほうがよかったと思う?
おうちの方へ
シリーズ第10巻。電気や機械を使わない週末と、泊まりがけの野外学習という2つの「昔ながらの暮らし」が中心です。森の怪人のうわさが出てきますが、本当にこわい場面はなく、最後は笑いでおわります。スマホやゲームとのつきあい方を親子で話すきっかけにも。原書は Old School。
次に読むなら
前の巻『とんでもないよ』は、一家の夏休みの車の旅でした。シリーズはこのあと『いちかばちか、やるしかないね!』へと続きます。昔ながらの暮らしを、楽しいものとして描いた物語なら『大きな森の小さな家』と読みくらべるのもおもしろいでしょう。英語に興味が出てきたら、原書 Old School もどうぞ。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。




