- 対象の目安
- 小3〜中学
- ボリューム 推定
- 約55,000字長編
- ページ数
- 221ページ
- 出版社
- ポプラ社2019年11月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/10
どんなお話?(ネタバレなし)
春の大そうじで、グレッグはクローゼットの中の思い出の品を整理し、いらない物をガレージセールで売ってひともうけしようとたくらみます。
そんなとき、親せきの大おばさんが亡くなり、ヘフリー家に遺産が入ることに。パパは趣味に、ロドリックはバンドに、マニーは大好きなおやつにと、家族はそれぞれ使いみちを言いだしますが、ママが決めたのは「台所を広くする工事」でした。
こうして家のリフォームがはじまりますが、工事というのは、思いどおりに進まないもの。グレッグの家に、これまででいちばん大きな変化がやってこようとしています。
こんな子におすすめ
引っこしや転校を経験した子、またはこれから引っこす予定がある子に。住みなれた家や親友とはなれるさびしさと、新しい場所への期待のあいだでゆれるグレッグの気持ちが、笑いのなかにちゃんと描かれています。家の工事や大きな機械が出てくる話が好きな子も楽しめます。
読みどころ
- クローゼットの片づけやガレージセールから始まり、子どものころの思い出の品とお別れしていく流れ。最後の「家を手放す」話へとつながっていく構成になっています。
- 遺産の使いみちをめぐる家族会議では、家族ひとりひとりのとんでもない希望が出てきて、ヘフリー家の個性がよくわかる場面です。
- 引っこしを知ったロウリーとグレッグのやりとりは、いつもはふざけてばかりのふたりの友情が見える、シリーズでもめずらしくしんみりする場面です。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
ガレージセールは雨でだいなしになり、ひとつも売れません。大おばさんのお葬式では、一家は遅刻したうえに別の人のお葬式に出てしまいます。遺産の使いみちはママが台所の増築に決め、工事にそなえてパパはグレッグに家の仕事を教えこもうとします。排水口に怪物がいるのではとおびえたり、ハチの巣を見つけたり、はしごが倒れて屋根から下りられなくなったりと、グレッグはさんざん。工事の人たちを手伝わされますが、からかわれたり、昼ごはんをだめにしてけんかになったりで、すぐに手を引きます。
学校では、先生の給料や授業まで左右する大事なテストがありますが、試験中に教室のトカゲが逃げだして大さわぎに。家では壁にあけた穴からネズミやハチがすみついているのが見つかり、できかけの増築部分は、となりの家に近すぎるという理由でこわすことになって、遺産は穴をふさぐのに消えてしまいます。
テストの結果が悪く学校の予算がへらされると知ったママは、よい学区へ引っこそうと言いだします。新しい家はプールつきの立派な家で、家族はみんな乗り気に。グレッグも新しい学校で心機一転できると楽しみにしますが、ロウリーと別れるのは気がかりです。ロウリーは思い出をつめた手作りのプレゼントをくれ、ふたりは泣いてしまいます。
ところが、ママが日付をまちがえて、引っこし業者が1週間早く来てしまい、大あわてで荷物を運び出すことに。家を買う人の条件だった庭のジャグジーをクレーンで家の上につり上げたところ、えんとつにぶつかってハチの大群がおそいかかり、クレーンの人がジャグジーを落として、屋根に大きな穴があいてしまいます。家を買う予定の人は話を取りやめ、引っこしはなしに。グレッグは、本当はまだ引っこす心の準備ができていなかったと気づき、ロウリーの親友のままでいられることにほっとするのでした。
読んだあとに話したいこと
- もし家族にお金が入ったら、なにに使いたい?
- 引っこして新しい学校に行けるとしたら、うれしい? さびしい?
- 最後に引っこしがなくなって、グレッグがほっとしたのはどうしてだと思う?
おうちの方へ
シリーズ第14巻。家のリフォームと引っこし話が中心で、親せきのお葬式や「家を出ていく」さびしさなど、いつもより少ししんみりする場面もあります。とはいえ最後はシリーズらしい大さわぎで終わります。ハチやネズミが出てくる場面が苦手な子もいるかもしれません。原書は Wrecking Ball。
次に読むなら
前の巻『さすがに、へとへとだよ』は雪合戦の冬、この巻は春から初夏の家の工事の話です。家がこわれた続きは、次の巻『なんとかなるさ』で描かれ、一家はキャンピングカーで旅に出ます。学校を舞台にした友だち同士のさわぎが好きなら『ぼくらの天使ゲーム』も。英語に興味が出てきたら原書 Wrecking Ball もどうぞ。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。




