- 対象の目安
- 小3〜中学
- ボリューム 推定
- 約55,000字長編
- ページ数
- 221ページ
- 出版社
- ポプラ社2021年11月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/10
どんなお話?(ネタバレなし)
グレッグは、自分がプロのスポーツ選手になれないことくらい、もうわかっています。小さいころから、どのスポーツもうまくいったためしがないのです。
それでも、学校の運動会で優勝したクラスは1日お休みがもらえると聞いて、グレッグなりにがんばってみることに。ところが運動会は、とんでもない大さわぎで終わります。
今度こそスポーツから「引退」しようと決めたグレッグに、ママは「チームの一員になる経験をしてほしい」と言いだし、バスケットボールのチームに申しこんでしまいます。運動オンチのグレッグに、活躍のチャンスなんてくるのでしょうか。
こんな子におすすめ
体育や運動会が少しゆううつな子、習いごとのスポーツを「やめたい」と思ったことのある子に。うまくなれなくても、チームに入ってみたらこんなことが起こる、というグレッグの体験は、運動が苦手な子の気持ちを軽くしてくれます。親が子どもにスポーツをすすめたくなる気持ちも描かれているので、親子で読むのもおすすめです。
読みどころ
- 勝つために先生が生徒を「トレード」するなど、大人まで本気になる運動会の場面。勝ち負けにこだわりすぎるおかしさが、グレッグの目を通して笑いになっています。
- 負けつづけのチームをママが引き受け、勝つまで帰れない大会に挑むくだり。ホテルでの大さわぎや個性的な相手チームとの試合が次々に出てきます。
- 最後の試合で、ママがグレッグを相手チームに送りこむ意外な作戦。下手だからこそ起きた逆転シュートという、シリーズらしいひねりのきいた結末です。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
運動会では、先生どうしが生徒を取りかえたり、わざと負ける子が出たりと大混乱。結局いちばんになったのは給食のスタッフで、その代わりの人手が足りなくなり、全校がお休みになるというおかしな結末に。
ママにすすめられてバスケットボールの入団テストを受けたグレッグは、さんざんな出来でしたが、なぜかチームに入れます。じつは、テストに来られなかった息子をチームに入れたいコーチが、テストで落ちた子ばかりを集めて新しいチームを作ったのでした。ところが、チームでただひとりうまいコーチの息子が足首を骨折。ライバルの町のチームに大差で負けると、コーチも子どもたちもすっかりやる気をなくします。
そこでママが新しいコーチになり、チームの名前も新しくして、一度も勝ったことのないチームだけが集まる大会に出ることに。勝つまで帰れないその大会で、チームは負けつづけ、ついに「州でいちばん弱いチーム」を決める最後の試合までたどり着きます。
試合のとちゅう、ギプスをつけたコーチの息子がかけつけて大活躍しますが、相手チームの選手がけがをして人数が足りなくなってしまいます。ママはフェアに戦いたいと、グレッグを相手チームに貸し出します。グレッグはすぐに、自分が「下手だから」送りこまれたのだと気づきますが、試合終了まぎわ、やけになって後ろ向きに投げたボールが、なんとコートの半分からのシュートになって決まり、相手チームが逆転勝ち。はじめてヒーローになる気分をあじわったグレッグは、新しいチームメイトとアイスクリームを食べに行くのでした。
読んだあとに話したいこと
- ママがグレッグを相手チームに入れたのは、どうしてだと思う?
- 運動が苦手でも、チームに入って楽しいと思えることはあるかな?
- スポーツで「勝つこと」と「フェアに戦うこと」、どっちが大事だと思う?
おうちの方へ
シリーズ第16巻で、テーマはスポーツ。運動が苦手な子の本音が笑いになっていて、勝ち負けにこだわる大人の姿も皮肉たっぷりに描かれます。話は1冊で完結しているので、この巻から読みはじめても大丈夫です。こわい場面や悲しい場面はありません。原書は Big Shot。
次に読むなら
前の巻『なんとかなるさ』はキャンピングカーでの家族旅行の話、次の『なんだって、やってやる!』では兄ロドリックのバンドが中心になります。スポーツをまっすぐ描いた物語を読んでみたくなったら、野球にかける少年たちを描いた『バッテリー』へ。友だちとのドタバタが好きなら『それいけズッコケ三人組』も楽しめます。英語に興味があれば原書 Big Shot もどうぞ。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。




