文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
顔がおしりのかたちをした名たんてい、おしりたんてい。チェックのベレー帽がトレードマークの、いつもおちついたしんしです。事件のにおいをかぎつけるのがとくいで、大好物はスイートポテト。
今回の依頼は、あるお店からおかしがそっくりきえてしまったという、おかしな事件です。この絵本では、読んでいるきみもたんていの仲間。絵の中にかくれた手がかりをさがしたり、迷路をたどったりしながら、おしりたんていといっしょになぞをといていきます。
さいごに見られる、おしりたんていのびっくりの「必殺わざ」も見のがせません。ププッと笑えて頭も使う、人気シリーズの第1作です。
こんな子におすすめ
まちがいさがしや迷路の本を渡すと、時間を忘れて夢中になる子に。まだ字をたくさんは読めない年中・年長さんでも、絵の中の手がかり探しなら大人より先に見つけてしまうことがあります。「おしり」と聞いただけで笑いころげる時期の子なら、表紙を見せた瞬間からつかみは十分です。
読みどころ
- 絵さがしや迷路が、お話の流れのなかに組みこまれています。答えを見つけないと先へ進めない形なので、読み手と聞き手が一緒に考える時間が自然に生まれます。
- おしりたんていは、いつもていねいな言葉づかいで、決してあわてません。その落ちついた紳士ぶりと、決めわざのばかばかしさの落差が、この絵本の笑いのみなもとです。
- 町のようすを描いた見開きには、人物や小物がびっしり描きこまれています。事件の手がかり以外にも見るたびに新しい発見があり、何度読み返しても飽きません。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
おしりたんていのもとに、手作りおかしのお店「スイートキャンディ」の孫娘メエちゃんから、お店のおかしがひとつのこらずきえてしまったので、さがしてほしいという依頼がとどきます。待ちあわせの目じるしはリボン。ところが行ってみると、それらしい人物が3人もいて、読者はまず、だれが本当の依頼人なのかを絵の中の手がかりから推理します。
おしりたんていは子犬のブラウンをつれて調査をはじめます。お店のまわりや町のようすをえがいた見開きには、さまざまな手がかりがかくれていて、読者はページごとの絵さがしや迷路をときながら、おしりたんていと同じ順番で犯人に近づいていきます。
手がかりをつなぎあわせたおしりたんていは、おかしを持ちさった犯人が、おかしに目がないブー・ブーたろうだとつきとめます。にげだそうとする犯人に向かって、おしりたんていはていねいにひとことことわってから、おしりから強烈なにおいをはなつ必殺わざをおみまいし、犯人をつかまえて事件を解決します。冷静でどこかゆかいなおしりたんていの名推理に、最後まで笑わされる一冊です。
読んだあとに話したいこと
- 犯人がわかったのは、どの手がかりから? もう一度そのページを見てみよう。
- おしりたんていみたいな名たんていになれたら、どんな事件を解決したい?
- ブラウンは、おしりたんていのどんなところが好きなんだと思う?
おうちの方へ
絵さがしや迷路をときながら進む、参加型の推理絵本です。親子で「どこに手がかりがある?」と相談しながら読むと盛りあがります。読み聞かせは3歳ごろから、ひとり読みは年長〜小学2年生くらい。おならのギャグが大人気で、本が苦手な子の入り口にも。読みもの版のシリーズもあります。
次に読むなら
絵本シリーズを何冊か楽しんだら、読みもの版の「おしりたんてい」シリーズへ。文字は増えますが絵さがしの要素は残っているので、ひとり読みの練習にちょうどいい段差です。笑いとなぞときの組みあわせが気に入った子は、小学校に入ったころに『かいけつゾロリ』シリーズへ進むと、同じように絵と文を行き来しながら、もっと長いお話を楽しめます。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら
この本が入っている特集
この本を紹介している記事
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。





