ブックリンカー
『The Wild Robot』の表紙
小3〜小6長編English

The Wild Robot

邦題『野生のロボット』

シリーズ:The Wild Robot(読む順番を見る)

作:Peter Brown絵:Peter Brown

対象の目安
小3〜小6
ボリューム 推定
約27,000語長編
ページ数
279ページ
出版社
Little, Brown and Company2016年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

あらしの夜、貨物船が沈み、ロボットの入った箱がいくつも海に投げ出されました。無事に島の岸へ流れついたのは、ひとつだけ。ラッコたちがいたずらで箱を開け、ボタンを押すと、ロボットが目を覚まします。「わたしはロッザム・ユニット7134。ロズと呼んでください」。

人間はひとりもいない、けわしい島。ロズには自分がなぜここにいるのかも、何をすればいいのかもわかりません。動物たちはロズを「化け物」とおそれ、近よりません。ロズはまず生きのびるために、動物たちをじっと観察し、まねをし、そのことばを覚えていきます。やがてある事故をきっかけに、ロズは一羽のガンのひなを育てることになります。ロボットが野生の島で「母親」になれるのでしょうか。

こんな子におすすめ

動物や自然がすきな子、ロボットやしくみに興味のある子のどちらにも。「こわがられていた者が、仲間になっていく」物語なので、新しい場所になじもうとがんばっている子にも寄りそいます。英語の本を自分で最後まで読み切った、という達成感を味わわせたいときの一冊目にも向いています。

読みどころ

  • ロズは感情をもたないはずのロボット。けれど、観察し、まねをし、助けあううちに、動物たちにもロズ自身にも「家族」が生まれていきます。何が心をつくるのかを、説明なしに考えさせてくれます。
  • 章が短く、そのひとつひとつが小さなエピソードになっているので、「あと1章だけ」が止まらなくなります。読書体力のない子でも前に進めるつくりです。
  • 冬の避難所でキツネとウサギがとなり合ってたき火にあたる場面など、島の暮らしの描写がていねいで、サバイバルものとしても読みごたえがあります。
  • 黒と緑と白だけのシンプルな挿絵が、ロボットの直線と森の曲線を対比させていて、絵本から物語への橋わたしになっています。

読んだあとに話したいこと

  1. ロズは「本当のお母さん」だと思う? どうしてそう思う?
  2. 最初はロズをこわがっていた動物たちは、何をきっかけに考えを変えたのだろう?
  3. 最後にロズが自分から島を出ていくことにしたのは、どんな気持ちからだったと思う?

おうちの方へ

文はとても短く、章も1〜3ページと小刻み。語彙も平易で、英語の長編デビューに最適な一冊です。全ページに著者自身の絵が入り、場面がつかみやすいのも助けになります。ガンの一家が事故で死ぬ場面と、終盤の銃をもったロボットとの戦いがあるので、低学年には読み聞かせで。日本語版は福音館書店『野生のロボット』、続編は『帰れ 野生のロボット』。2024年に映画化されました。

次に読むなら

続きは The Wild Robot Escapes(邦訳『帰れ 野生のロボット』)で、農場に送られたロズが島へ帰ろうとします。動物と人間(ロボット)の心の交流を描いた本としては、ゴリラの視点で語られる The One and Only Ivan が、同じくらいの難しさで次におすすめ。クモとブタの友情を描いた古典 Charlotte's Web も、ロズの島に通じるやさしさがあります。

読んだ人の感想

読みこみ中…

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この本が好きなら

あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。