- 対象の目安
- 小4〜中学
- ボリューム 推定
- 約110,000語長編
- ページ数
- 448ページ
- 出版社
- Aladdin2024年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03
どんなお話?(ネタバレなし)
シリーズ第9.5巻は、はじめて全編がキーフの目線で語られる物語です。
気をつけて、幸せでいて、そしてぼくのことは忘れてほしい――そんな手紙をソフィーに残して、キーフはひとりで人間の世界へ旅立ちました。本当は行きたくなかった。でも、手に入れたばかりのこわい力をおさえる方法を見つけ、自分の過去の答えを探すには、それしかないと思ったのです。
人間の感情が波のようにおしよせる街で、キーフは何を見て、だれに出会ったのか。仲間たちがステラルーンのなぞを追っているあいだの、キーフのもうひとつの冒険です。
こんな子におすすめ
キーフのファンなら見のがせない一冊。いつも明るくふるまうキーフが、ひとりきりで不安や罪悪感と向きあう姿が描かれます。人間の世界の街やホテル、食べものに目を丸くするエルフの視点も楽しく、旅の物語が好きな子にもおすすめです。
読みどころ
- エルフのキーフから見た人間の世界は、パンケーキもホテルも動物園もふしぎだらけ。見なれた風景がまったく新しく見えてきます。
- 敵だったアルヴァーと、少しずつ本音で話せるようになっていく二人旅は、「人は変われるのか」を考えさせる、この巻の中心となる物語です。
- 9巻でソフィーの目線から描かれたできごとを、キーフの側から読みなおせるので、同じ場面でも気持ちの見え方がまったくちがいます。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
人間の世界に着いたキーフは、まわりの人々の感情がいっせいに流れこんでくることに圧倒され、ピラミッドや吹雪の山、滝へ向かうボートなど、世界じゅうを転々とします。途中、父カシアス卿と話をする機会があり、父は人間として暮らすための身分証やお金、人間の文化についてのメモを渡してくれます。
ロンドンにたどり着いたキーフは、ホテルで暮らしながら、幼いころ手紙を届けた「緑の扉」の家の手がかりを図書館で調べます。そこで出会ったのは、死んだと思われていたフィッツの兄アルヴァーでした。エルフの力を失い、人間の世界で生きようとしていたアルヴァーと、キーフはいっしょに旅をするうちに少しずつ打ちとけ、思いがけず彼の力を取りもどさせてしまいます。
母が殺したとされるイーサン・ライトとその娘の墓を訪ねたキーフは、娘のエレノアが実は生きていたことを知ります。エレノアは、父の研究が命をねらわれた理由だったと考えていました。ふたりは、この出会いをだれにも話さないと約束します。
やがて、ソフィー、タム、デックスが夜中にホテルへやってきて、キーフの心臓に埋めこまれていた追跡用の影を取りのぞきます。キーフはアルヴァーに別れを告げ、仲間とともに失われた都市へ帰ります。巻末には、ソフィーとキーフが想いを伝えあう場面をキーフ側から描いたおまけの章がついています。
読んだあとに話したいこと
- キーフは、みんなを守るためにひとりで旅に出ました。大切な人から離れることが、守ることになる場合ってあると思う?
- 昔は敵だったアルヴァーを、キーフは信じてもいいのかな?
- もしエルフの目で自分の町を見たら、何がいちばんふしぎに見えると思う?
おうちの方へ
シリーズ第9.5巻で、8.5巻と9巻を読んだあとに読むのがおすすめです。必ず1巻から順に読んでください。約450ページとシリーズの中では短めですが、英語は英検2級〜準1級程度。キーフの軽口やジョークが多く、テンポよく読めます。母の罪への罪悪感など重いテーマもあります。
次に読むなら
シリーズ本編は、第10巻『Elysian』へ続く予定です(2026年9月時点で未刊)。それまでのあいだ、1巻『Keeper of the Lost Cities』から読み返すと、キーフの過去につながる伏線がたくさん見つかります。
読んだ人の感想
読みこみ中…
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あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。
