ブックリンカー

英語のシリーズ

Elephant & Piggie

全25巻(完結) 2007〜2016年刊。ほかの作家が書いた姉妹シリーズ Elephant & Piggie Like Reading! や、数話をまとめた合本 An Elephant & Piggie Biggie! は数に入れていません

作:Mo Willems

文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/17

Elephant & Piggie は、アメリカの絵本作家モー・ウィレムズによる、全25冊の読みもの絵本のシリーズです。登場するのは、心配性で慎重なぞうのジェラルドと、明るくて思いきりのいいぶたのピギーの親友コンビ。パーティーに招待された、頭に鳥がとまった、アイスクリームを分けるかどうか迷う――そんな小さなできごとを、ふたりの会話だけで描いていきます。

英語は、英語圏の子どもがひとりで読みはじめる時期に合わせた、とてもやさしいものです。文はすべてふき出しの中の短いせりふで、同じ言い回しのくり返しが多く、1冊の推定語数は300語ほど。どの巻もほぼ同じ長さとやさしさなので、巻による難しさの差はほとんどありません。そのぶん、何冊も続けて読んで「英語の本を1冊読めた」という経験を重ねやすいシリーズです。

子どもが夢中になるのは、ふたりの表情の豊かさと、見開きごとに変わる気持ちの動きです。背景はほとんど描かれず、ジェラルドとピギーの顔と体だけで、不安、よろこび、がっかりが伝わってきます。文字の大きさや太さで声の大きさが表されているので、声に出して読むだけで自然と気持ちがこもります。シリーズの中には、幼い子向けの読みもの絵本に贈られるアメリカのガイゼル賞を受けた巻もあります。

日本の子には、親子でジェラルド役とピギー役に分かれてせりふを読む方法がおすすめです。短いせりふなので、英語を習いはじめたばかりの子でも役を受けもてます。英語の音に慣れていない場合は、先に大人が読んで聞かせたり、朗読の音声を聞いたりしてから、子どもがひとりで読むと進めやすくなります。

読む順番のコツ

どの巻も1冊で話が完結しているので、順番を気にせず、表紙や題名で気になった巻から読んでかまいません。刊行順に読むと、ふたりの関係がだんだん深まっていく様子や、最終巻 The Thank You Book に並ぶ仲間たちとの再会が楽しめます。1冊5分ほどで読めるので、同じ巻を何度もくり返し読むのも効果的です。

こんな子に

英語の絵本の読み聞かせから、ひとり読みに進みたい子に。内容は未就学〜小学校低学年向けで、英語を習いはじめた小学生が最初に読む1冊にも向いています。

読む順番

刊行順で、全25冊のうち最初の10冊を載せています。最終巻は The Thank You Book です。

  1. 1

    Today I Will Fly!

  2. 2

    My Friend Is Sad

  3. 3

    I Am Invited to a Party!

  4. 4
    『There Is a Bird on Your Head!』の表紙
    There Is a Bird on Your Head!

    ジェラルドの頭の上で鳥が大さわぎ

    未就学〜小2はじめてEnglish
    あらすじを読む →
  5. 5

    I Love My New Toy!

  6. 6

    I Will Surprise My Friend!

  7. 7

    Are You Ready to Play Outside?

  8. 8

    Watch Me Throw the Ball!

  9. 9

    Elephants Cannot Dance!

  10. 10

    Pigs Make Me Sneeze!

当サイトで紹介している巻は、タイトルからあらすじ・対象の目安のページに移れます。ほかの巻も紹介してほしいときは本のリクエストへ。

読み終えたら、次の1冊

  • Henry and Mudge(シリーズ)

    会話だけの本から、地の文のある「お話」へ進む最初の一歩に。男の子と大きな犬の毎日を短い章で描き、1冊の語数は500〜1,000語ほど。Elephant & Piggie の2〜3倍ですが、文は短くやさしいままなので、無理なく読み進められます。

  • Frog and Toad(シリーズ)

    ジェラルドとピギーのような、性格のちがう親友コンビの話が好きな子に。1冊に短いお話が5つ入っていて、1話ずつ読み切れます。1冊2,000語前後と長くなりますが、日本語版『ふたりはともだち』で筋を知ってから読むこともできます。

  • Mercy Watson(シリーズ)

    ピギーのような、思いきりのいい主人公に笑った子に。バタートーストが大好きなブタのマーシーが毎回大さわぎを起こします。章に分かれた本で1冊2,000語ほど、フルカラーの絵が多いので、はじめての「章のある本」にちょうどよい一冊です。

よくある質問

Q. 英語を習いはじめたばかりの子でも読めますか?
1冊の語数は300語前後で、文はすべてふき出しの中の短いせりふです。I、you、can、will など基本の単語のくり返しが中心なので、英語を習って半年〜1年ほどの小学生、アルファベットとかんたんなフォニックスがわかる子なら、大人と交代で音読しながら読めます。多読の入り口としても定番で、最初の数冊を何度もくり返すうちに、ひとりで読めるページがふえていきます。
Q. 全部で何冊?どの巻から読めばいいですか?
本編は2007年から2016年までに出た全25冊で、The Thank You Book で完結しています。どの巻も1冊で話が終わり、難しさもほぼ同じなので、気になった巻から読んでかまいません。迷ったら、ガイゼル賞を受けた There Is a Bird on Your Head! や Are You Ready to Play Outside? から入ると、シリーズのおもしろさがすぐに伝わります。
Q. 日本語版(邦訳)はありますか?
最初の10冊が「ぞうさん・ぶたさん」シリーズとして、落合恵子訳でクレヨンハウスから2013〜2014年に出ています。『とびたいぶたですよ』『あたまのうえにとりがいますよ』『パーティーによばれましたよ』などです。日本語版で先に話を知っておくと、英語版を読むときに場面を思いうかべやすくなります。日本語版が出ているのはこの10冊で、11冊目以降は英語版で楽しめます。
Q. 親子でどんなふうに読むとよいですか?
親がジェラルド、子どもがピギーのように、役を分けてせりふを読み合う方法がおすすめです。文字が大きく太くなるところは大きな声で、小さな文字はささやき声で、と字の形に合わせて読むと、英語がわからなくても気持ちが伝わります。1冊5分ほどなので、寝る前に1冊ずつ、同じ巻を何度も読むのも効果的です。

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