英語のシリーズ
Frog and Toad
がまくんとかえるくん
全4巻(完結) 1970〜1979年刊。作者は1987年に亡くなっていて、この4冊で完結しています
文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/17
Frog and Toad は、アメリカの絵本作家アーノルド・ローベルが文と絵を手がけた、かえるくん(Frog)とがまくん(Toad)の友情の物語です。1970年の Frog and Toad Are Friends から1979年の Days with Frog and Toad まで、全4冊が出ています。1冊に短いお話が5つずつ入っていて、しっかり者のかえるくんと、心配性でちょっと気むずかしいがまくんのやりとりが、おだやかなユーモアで描かれます。
このシリーズは、子どもが自分で読むための初級読本 I Can Read のシリーズから出ています。当サイトで紹介している Frog and Toad Are Friends はレベル2で、短い文と基本的な単語が中心、1冊の語数も2,000語ほどと見込まれます。1話は数ページなので、英語のひとり読みを始めたい子が「1日1話」のペースで読み進めやすい構成です。1冊目は米国のコールデコット賞オナー(次点)に、2冊目の Frog and Toad Together はニューベリー賞オナーに選ばれています。
日本では三木卓訳の文化出版局版で親しまれ、『ふたりはともだち』『ふたりはいっしょ』『ふたりはいつも』『ふたりはきょうも』の4冊がそろっています。1冊目に入っている「おてがみ」(The Letter)は小学校2年生の国語教科書にも長くのっているので、学校で知っているお話を英語で読みなおす、という入り方ができるのがこのシリーズの強みです。日本語で筋を知っていれば、英語の文がどの日本語にあたるのかを見くらべながら読めます。
こわい場面やつらい場面はほとんどなく、どの年齢でも安心して手渡せます。そのぶん、ひとりで待つさびしさ、友だちにがっかりされたくない気持ち、約束を守ることなど、友だち関係の小さな気持ちの動きがていねいに描かれていて、大人が読んでも味わいがあります。
読む順番のコツ
4冊とも登場人物と調子は同じで、どの巻から読んでもかまいません。迷ったら刊行順に Frog and Toad Are Friends から。日本語版『ふたりはともだち』を先に読んでいる子なら、知っているお話(たとえば The Letter)から原書を開くと、英語でも筋を追いやすくなります。1話ずつ音読して、日本語版の同じ場面と見くらべるのもおすすめです。
こんな子に
日本語の読み聞かせなら年長さんから。英語のひとり読みを始めたばかりの小学校低学年〜中学年、教科書で「おてがみ」を読んだ子に。
読む順番
刊行順。全4冊。日本語版『ふたりはともだち』(ISBN 9784579402472)も当サイトで紹介しています。
- 1

- 2

- 3
Frog and Toad All Year
1976年。季節ごとのお話。邦題『ふたりはいつも』
- 4
Days with Frog and Toad
1979年。邦題『ふたりはきょうも』
当サイトで紹介している巻は、タイトルからあらすじ・対象の目安のページに移れます。ほかの巻も紹介してほしいときは本のリクエストへ。
読み終えたら、次の1冊
- Mercy Watson(シリーズ)
短いお話の積み重ねから、1冊でひとつの騒動を読み切る「章のある本」へ。ブタのマーシーとご近所さんのとぼけたやりとりは、かえるくんとがまくんのおだやかな笑いが好きな子にも合います。語数は同じくらいで、フルカラーの絵が読みを助けてくれます。
- Magic Tree House(シリーズ)
英語のひとり読みに慣れてきたら、次は冒険のシリーズへ。きょうだいがツリーハウスから恐竜の時代や中世の城へ出かけます。1冊は4,000〜6,000語ほどと2倍以上になりますが、章が短く単語もやさしいので、続きが気になって読み進められます。
- Henry and Mudge(シリーズ)
同じくらいのやさしさの英語で、たくさん読む経験を積みたい子に。男の子ヘンリーと大きな犬マッジの、季節や家族の小さなできごとを描く全28冊です。1冊500〜1,000語ほどと短いので、Frog and Toad の4冊を読み終えたあと、多読の冊数をふやすのにちょうどよいシリーズです。
よくある質問
- Q. 英語を何年くらい学んだ子なら読めますか?
- 1冊は2,000語前後で、1話は400語ほど。文は短く、過去形の地の文と会話でできています。英語を1〜2年学び、Elephant & Piggie のようなごく短い本を何冊か読めた小学生なら、1日1話のペースでひとり読みに進めます。はじめてなら、大人が1話読んで聞かせてから、同じ話を子どもが音読するという順番が無理がありません。
- Q. 日本語版とはどう対応していますか?
- Frog and Toad Are Friends が『ふたりはともだち』、Frog and Toad Together が『ふたりはいっしょ』、Frog and Toad All Year が『ふたりはいつも』、Days with Frog and Toad が『ふたりはきょうも』です。どれも三木卓訳で文化出版局から出ていて、入っているお話の数と順番は原書と同じなので、1話ずつ見くらべながら読めます。
- Q. 教科書の「おてがみ」は英語版のどこに入っていますか?
- 1冊目の Frog and Toad Are Friends の最後のお話、The Letter です。小学2年生の国語で読んだ子なら筋を知っているので、ここから原書を開くと、知らない単語があっても場面を追えます。手紙を待つがまくんのせりふを親子で役を分けて音読すると、英語の気持ちの表し方も自然に身につきます。
- Q. 全部で何冊?どの順番で読めばいいですか?
- 原作は1970年から1979年までに出た全4冊で、これで完結しています。1冊ごとに短いお話が5つずつ入っていて、巻をまたいで続く話はないので、どの巻からでも読めます。迷ったら刊行順に、Frog and Toad Are Friends、Frog and Toad Together、Frog and Toad All Year、Days with Frog and Toad と進むのが自然です。