- 対象の目安
- 小3〜中学
- ボリューム 推定
- 約55,000字長編
- ページ数
- 221ページ
- 出版社
- ポプラ社2011年11月
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/10
どんなお話?(ネタバレなし)
クリスマスまであと1か月。この時期のグレッグは、いつもピリピリしています。ここでうっかり悪さをしたら、クリスマスのプレゼントが台なしになるかもしれないからです。しかもママは、子どもたちのようすを見はってサンタさんに知らせるという人形まで出してきました。
いっぽうグレッグは、ペットを育てるネットゲームにむちゅう。ゲームの中のペットのために、どうしてもお金がほしくてたまりません。そこでロウリーと組んで、あの手この手のお金かせぎ作戦を始めますが……。
やがて学校で「ある事件」が起き、グレッグは自分が犯人あつかいされるのではとびくびく。そこへ、とんでもない大雪がやってきます。
こんな子におすすめ
クリスマスやお正月の前になると、プレゼントのことで頭がいっぱいになる子に。ゲームの中のアイテムがほしくて、つい「お金がほしい」と思ってしまう子にも、グレッグのあせりっぷりは他人ごとではないはずです。家族で家にこもる冬休みに、親子でいっしょに笑いながら読むのにぴったりの一冊です。
読みどころ
- 雪かき、手作りバザー、手作り新聞と、グレッグとロウリーのお金かせぎ作戦がことごとく裏目に出るのがおかしい前半。子どもらしい思いつきと、その甘さがよく描かれています。
- 大雪で家にとじこめられた家族の数日間。食べものがへり、電気が止まり、みんながイライラしていくなかで、末っ子マニーのちゃっかりぶりが明らかになる場面は大笑いです。
- 「いい子にしていないと」と気にしていたグレッグが、最後には思いもよらない形で「いい子」として新聞にのってしまう皮肉な結末です。
ここから先は物語の結末に触れています。読み終わった人や、読み聞かせの前に内容を確かめたい保護者の方向けです。
お金がほしいグレッグは、まず近所の雪かきでかせごうとしますが、雪を水でとかそうとして道を凍らせてしまい、もうけは氷をとかす塩の代金に消えます。ほしいものを書いてつるす「願いごとの木」には、こっそり「お金がほしい」と書いたカードをつるしておきました。
次はロウリーと、自分たちの手作りの店やゲームをならべる「クリスマス・バザー」を開こうと計画。段ボールで作ったゲーム機は完成まぎわにくずれ、宣伝用の新聞まで手作りします。ところが学校のかべにはったポスターが雨にぬれて、色がかべにしみこんでしまいます。その場を見た人がいて、学校は犯人さがしを始めます。結局ロウリーが学校に話してしまい、グレッグはひとりでかべの色を落とす罰を受けることに。それでも、警察につかまるのではとおびえて過ごします。
そんなとき大雪がふり、パパは出先から帰れず、ママと三兄弟は家にとじこめられます。マニーはグレッグのゲームのアカウントでポイントをすっかり使いはたし、ママのめがねをこわし、グレッグはマニーの食事係に。地下室は水びたしになり、食べものはへり、ついに電気まで止まって家族は寒さにふるえます。ところがロウリーから、電気が止まっているのはグレッグの家だけだと聞かされます。調べてみると、マニーが自分の部屋以外のスイッチを切ってしまい、ひとりだけヒーターと明かりとおやつにかこまれて、ぬくぬく過ごしていたのでした。
ようやく雪がかたづいてパパも食料を持って帰宅。家に来た警官も、グレッグをつかまえに来たのではなく、おもちゃの寄付を集めに来ただけでした。クリスマスの日、グレッグは「すすんで雪かきをした心やさしい少年」として新聞にのってしまいます。じつは、つるしておいた願いごとの「お金」が雪にうもれていないか、さがしていただけなのですが……。
読んだあとに話したいこと
- グレッグがゲームのためにお金をほしがったのは、わかる気がする?
- もし大雪で何日も家から出られなくなったら、家族でなにをして過ごす?
- グレッグは新聞の記事のことを、正直に言ったほうがよかったと思う?
おうちの方へ
シリーズ第6巻。クリスマス前の1か月と、大雪で家にとじこめられる数日間が舞台です。ネットゲームに課金したくなる気持ちや、きょうだいげんかなど、今の子にも身近な話題がたくさん。こわい場面はなく、話は1冊で完結しているのでこの巻から読んでも楽しめます。原書は Cabin Fever。
次に読むなら
前の巻『なんとか、やっていくよ』で、ロウリーとけんかをして仲直りするまでが描かれています。続く『どんどん、ひどくなるよ』では、バレンタインのダンスパーティーをめぐってグレッグとロウリーが大さわぎ。同じように男の子たちのいたずらと失敗が楽しい日本の物語なら『それいけズッコケ三人組』もどうぞ。英語に興味が出てきたら、原書 Cabin Fever と読みくらべるのもおすすめです。
読んだ人の感想
読みこみ中…
この本が好きなら
あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。





