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ぐりとぐら シリーズ

Guri and Gura

全7巻(完結) 物語の絵本の数。『ぐりとぐらの1ねんかん』『ぐりとぐらのあいうえお』などの関連本や、小型のおでかけ絵本は数に入れていません

作:なかがわりえこ・おおむらゆりこ

文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/17

「ぐりとぐら」は、なかがわりえこが文を、おおむらゆりこ(のちの山脇百合子)が絵を担当した、福音館書店の絵本シリーズです。1963年に月刊絵本「こどものとも」に載ったお話が、1967年に単行本の『ぐりとぐら』になりました。文と絵を担当した二人は実の姉妹で、半世紀以上にわたって親から子へ、子から孫へと手わたされてきた、日本でもっとも親しまれている絵本のひとつです。

主人公は、青と赤のおそろいの帽子と服を身につけた野ねずみのぐりとぐら。二人が大好きなのは「おりょうりすること たべること」です。1冊目では、森で見つけた大きなたまごを使って、その場でおりょうりを始めます。大きなおなべで焼きあがるのを森の動物たちとじっと待ち、ふたを開ける瞬間の見開きは、何度読んでも子どもの顔がぱっと明るくなる場面です。

シリーズを通して流れているのは、「みんなで作って、みんなで食べる」よろこびです。ぐりとぐらは、手に入ったものを自分たちだけで食べてしまわず、森の仲間やお客さんと分けあいます。大事件が起こるわけではないのに、読み終わるとおなかの底からあたたかくなるのは、この分けあう時間がいつもていねいに描かれているからでしょう。二人が口ずさむ歌のリズムのよさも魅力で、読み聞かせのたびに一緒に歌いだす子もいます。

続巻は、雪の日のお客さま、海での水あそび、野原へのえんそくなど、季節の行事と結びついた話が多く、その時期に合わせて1冊ずつ読み足していけます。読み終わったあとに、ホットケーキやカステラを親子で焼いてみたくなるのも、このシリーズならではの楽しみ方です。

読む順番のコツ

どの巻も1冊で完結しているので、順番を気にする必要はありません。はじめてなら、ぐりとぐらの人柄がいちばんよく伝わる1冊目の『ぐりとぐら』から。続きは季節に合わせて選ぶのがおすすめで、冬なら『ぐりとぐらのおきゃくさま』、夏なら『ぐりとぐらのかいすいよく』というように、その時期の話を1冊ずつ読み足していくと、1年を通して楽しめます。

こんな子に

読み聞かせなら2〜3歳ごろから、ひとり読みは年長〜小学1年生くらい。食べものが出てくるお話が好きな子、はじめて「お話の絵本」にふれる小さな子への最初の一冊にも。

読む順番

刊行順。福音館書店の「ぐりとぐらの絵本7冊セット」と同じ7冊です。このほかに、カレンダーから生まれた『ぐりとぐらの1ねんかん』や『ぐりとぐらのあいうえお』『ぐりとぐらの1・2・3』などの関連本、小型版があります

  1. 1
    『ぐりとぐら』の表紙
    ぐりとぐら

    森で見つけた大きなたまごのお話

    未就学〜小1はじめて
    あらすじを読む →
  2. 2

    ぐりとぐらのおきゃくさま

    雪の日のお話

  3. 3

    ぐりとぐらのかいすいよく

    海へ出かけるお話

  4. 4

    ぐりとぐらのえんそく

  5. 5

    ぐりとぐらとくるりくら

  6. 6

    ぐりとぐらのおおそうじ

    春の大そうじのお話

  7. 7

    ぐりとぐらとすみれちゃん

当サイトで紹介している巻は、タイトルからあらすじ・対象の目安のページに移れます。ほかの巻も紹介してほしいときは本のリクエストへ。

読み終えたら、次の1冊

  • 『いやいやえん』の表紙
    いやいやえん

    ぐりとぐらと同じ中川李枝子の文、大村百合子(山脇百合子)の絵による、保育園に通う男の子しげるのお話が7つ入った童話です。絵本から章に分かれた読みものへ進む最初の1冊にちょうどよく、読み聞かせなら一晩に1話ずつ楽しめます。

  • 『からすのパンやさん』の表紙
    からすのパンやさん

    からすの一家が営むパン屋さんのお話で、いろいろな形のパンがずらりと並ぶ見開きは、子どもが何度でも眺めたくなる場面です。食べものの絵本が好きで、みんなで作ってみんなで分けあう、ぐりとぐらのあたたかさが気に入った子に。文章はぐりとぐらより少し長めです。

  • こまったさん シリーズ(シリーズ)

    花屋さんのこまったさんが、ふしぎなできごとに巻きこまれながら料理をつくる童話で、各巻にレシピもついています。ぐりとぐらの「作って食べる」場面が好きだった子が、はじめてひとりで読む読みものに。年長〜小学2年生くらいで、絵本から一歩進むのにちょうどよい長さです。

よくある質問

Q. 何歳から読めますか?
読み聞かせなら2〜3歳ごろから楽しめます。1冊目の『ぐりとぐら』は文章が短く、二人が口ずさむ歌のくり返しもあるので、はじめての「お話の絵本」に向いています。続巻は登場人物が増えてお話が少しふくらむので、3〜4歳ごろから1冊ずつ足していくと無理がありません。ひとり読みは年長〜小学1年生が目安です。
Q. 全部で何冊ありますか?
物語の絵本は、1967年の『ぐりとぐら』から2003年の『ぐりとぐらとすみれちゃん』までの7冊です。文のなかがわりえこ(中川李枝子)、絵のおおむらゆりこ(山脇百合子)はどちらもすでに亡くなっていて、新しいお話は出ていません。ほかに、カレンダーから生まれた『ぐりとぐらの1ねんかん』や、ことばあそびの本などの関連本があります。
Q. どの巻から?季節に合わせて選べますか?
どの巻も1冊で完結しているので、順番は気にしなくてかまいません。はじめてなら1冊目の『ぐりとぐら』から。続巻は、雪の日の『ぐりとぐらのおきゃくさま』、海に出かける『ぐりとぐらのかいすいよく』、春の『ぐりとぐらのおおそうじ』など季節のはっきりした話が多いので、その時期に合わせて選ぶと1年を通して楽しめます。
Q. 1冊目で焼くのはホットケーキですか?
1冊目の『ぐりとぐら』で、森で見つけた大きなたまごから作るのはカステラです。大きなおなべで焼きあがる黄色いカステラは、絵本に出てくる食べものの中でもとくに有名で、読んだあとに親子でカステラやホットケーキを焼いてみる家庭もたくさんあります。

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