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日本語のシリーズ

ハリー・ポッター(日本語版)

Harry Potter

全7巻(完結) 7巻は物語の巻数。ハードカバー(単行本・新装版)は4〜7巻が上下巻で計11冊、静山社文庫と静山社ペガサス文庫は分冊で各20冊です。舞台脚本『呪いの子』は数に入れていません。

作:J.K.ローリング

文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/17

「ハリー・ポッター」シリーズは、イギリスの作家J.K.ローリングが書いた全7巻の長編ファンタジーです。日本語版は松岡佑子の翻訳で静山社から刊行され、1999年の『ハリー・ポッターと賢者の石』から2008年の『ハリー・ポッターと死の秘宝』まで、ほぼ1〜2年おきに新しい巻が出ました。親戚の家で冷たくあつかわれていた少年ハリーが、11歳の誕生日に自分が魔法使いだと知り、ホグワーツ魔法魔術学校に入学するところから物語は始まります。

シリーズの大きな特徴は、1巻がホグワーツでの1学年にあたり、7巻でハリーの11歳から17歳までの7年間を描いていることです。寮での生活、授業、クィディッチの試合、友だちのロンやハーマイオニーとのけんかと仲直り。学校の物語としての楽しさと、毎年少しずつ明らかになっていく闇の魔法使いヴォルデモートとの因縁が、一冊ごとにからみあっていきます。前の巻で何気なく出てきた人物や道具が、後の巻で大きな意味をもつことも多く、伏線をたどる読み方ができるのもこのシリーズの面白さです。

巻が進むにつれ、物語は長く、暗くなっていきます。1〜3巻は学校生活の冒険が中心で、ひとり読みは小学4年生くらいから楽しめます。4巻からは分量が一気に増え、日本語版では上下巻の構成になります。物語の雰囲気も変わり、身近な人物の死や、大人の世界の不正、戦いの場面が増えていきます。登場人物たちが思春期をむかえ、恋愛やいらだち、大人への反発も描かれるようになります。

こわい場面としては、1巻からハリーの両親の死が語られ、4巻以降は主要な人物が命を落とす場面もあります。拷問のような呪いが登場する巻もあるため、年齢が低いうちに一気に全巻を渡すよりは、子どもの様子を見ながら1冊ずつ手渡すのがおすすめです。

当サイトでは、英語の原書『Harry Potter and the Sorcerer's Stone』(アメリカ版)も紹介しています。日本語版で筋を知っている巻なら、中学生の英語多読の題材としても挑戦しやすくなります。

読む順番のコツ

必ず1巻から順番に読みましょう。各巻で一つの事件は決着しますが、ヴォルデモートをめぐる大きな物語は7巻を通して続いていて、前の巻の出来事や伏線が後の巻で効いてきます。4巻以降は上下巻で分量が多く、内容も重くなるので、3巻まで読んだら少し間をあけ、子どもの成長に合わせて続きを渡すのも一つの方法です。舞台脚本の『ハリー・ポッターと呪いの子』は、7巻を読み終えてから。

こんな子に

1〜3巻は小学4年生くらいから、4巻以降は高学年〜中学生が目安。魔法や学校生活の物語が好きな子、長い物語を何冊もかけて読みとおしてみたい子に。

読む順番

静山社の日本語版の刊行順(全7巻)。4巻以降の単行本は上下巻の構成です。静山社からは文庫版・携帯版なども出ていますが、巻の順番は同じです。

  1. 1
    『ハリー・ポッターと賢者の石』の表紙
    ハリー・ポッターと賢者の石

    ホグワーツ1年目。学校生活の楽しさが中心。

    小4〜中学長編
    あらすじを読む →
  2. 2
    『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の表紙
    ハリー・ポッターと秘密の部屋

    2年目。学校で起こる不気味な事件の謎を追う。

    小4〜中学長編
    あらすじを読む →
  3. 3

    ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

    3年目。ハリーの両親の過去に関わる人物が登場する。

  4. 4

    ハリー・ポッターと炎のゴブレット

    4年目。分量が増え、物語の雰囲気が大きく変わる転換点。

  5. 5

    ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

    5年目。シリーズでいちばん長い巻。大人たちとの対立も描かれる。

  6. 6

    ハリー・ポッターと謎のプリンス

    6年目。ヴォルデモートの過去が明かされていく。

  7. 7

    ハリー・ポッターと死の秘宝

    シリーズの完結巻。

当サイトで紹介している巻は、タイトルからあらすじ・対象の目安のページに移れます。ほかの巻も紹介してほしいときは本のリクエストへ。

読み終えたら、次の1冊

  • Harry Potter(英語の原書)(シリーズ)

    筋を知っている物語なので、はじめて英語の長編に挑戦するのにいちばん入りやすい一冊です。呪文や魔法の道具の名前が原書ではどう書かれているかを見つける楽しみもあります。中学生以上で、英検準2級くらいの力が目安です。

  • 守り人シリーズ(『精霊の守り人』から)(シリーズ)

    長い物語を何冊もかけて読みとおす楽しさを知った子に、日本のファンタジーの代表作を。主人公は大人の女用心棒で、学校の物語から、国どうしの争いや生き方を描く物語へと一段深くなります。小学5年生くらいから読めます。

  • Percy Jackson and the Olympians(パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々)(シリーズ)

    特別な力をもつ子どもが集まる場所で、仲間と冒険するのが好きな子に。ギリシャ神話の神々が現代のアメリカに登場し、テンポのよい一人称の語りで一気に読めます。日本語訳は静山社ペガサス文庫で読め、英語の原書に進むのにも向いています。

よくある質問

Q. 何年生から読めますか?
1〜3巻のひとり読みは小学4年生ごろから、読み聞かせなら2・3年生から楽しめます。4巻からは分量が一気に増え、身近な人物の死や戦いの場面も出てくるので、高学年〜中学生が目安です。3巻まで読んだら少し間をあけ、子どもの様子を見て続きを渡す家庭も多いです。
Q. 全部で何巻?どの版を買えばいいですか?
物語は全7巻で完結しています。冊数は版によってちがい、ハードカバー(単行本・新装版)は4巻以降が上下巻で計11冊、静山社文庫と静山社ペガサス文庫は細かく分けて各20冊です。ペガサス文庫はすべての漢字にふりがながつき、1冊が軽いので小学生のひとり読みに向きます。訳はどれも松岡佑子です。
Q. 映画を見る順番は?本とどちらを先に?
映画は2001年から2011年までに全8作が公開され、見る順番は本の巻の順と同じです。7巻『死の秘宝』だけがPART1とPART2の2本に分かれています。映画は長い原作を2時間半ほどにまとめているため、ポルターガイストのピーブズのように出てこない人物や省かれた場面が多くあります。ふくらみを味わうなら本を先に読むのがおすすめです。
Q. 『呪いの子』や『ファンタスティック・ビースト』は?
『ハリー・ポッターと呪いの子』は、7巻の19年後を描く舞台の脚本で、本編を読み終えてから読むものです。『ファンタスティック・ビースト』は、ハリーが生まれるずっと前の時代を描く映画のシリーズで、主人公も別の人物です。どちらも本編7巻とは別の物語なので、まずは7巻を順番に読みとおしましょう。

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