英語のシリーズ
Harry Potter
ハリー・ポッター(英語版)
全7巻(完結) 7巻は本編の数です。舞台脚本の Harry Potter and the Cursed Child や、作中に登場する本として書かれた Fantastic Beasts and Where to Find Them などの副読本は数に入れていません。
文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/17
Harry Potter は、イギリスの作家J.K.ローリングによる全7巻のファンタジーです。おじ夫婦の家で冷たくあつかわれていた少年ハリーが、11歳の誕生日に自分が魔法使いだと知り、ホグワーツ魔法魔術学校に入学します。1巻が1学年にあたり、ハリーたちの成長とともに、魔法界をおびやかす闇の魔法使いヴォルデモートとの戦いが描かれていきます。
当サイトで紹介しているのは、アメリカの Scholastic から出ている版です。アメリカ版は第1巻の題名が Harry Potter and the Sorcerer's Stone で、イギリス版の Philosopher's Stone とは題名が違い、つづりや一部の単語もアメリカ式に直されています。どちらで読んでも物語は同じなので、手に入れやすい方を選んでかまいません。
英語の量は、巻を追うごとに大きく増えます。第1巻でも推定7万語台と長編ですが、第4巻以降は1冊がその2倍以上の厚さになり、語彙も文も大人向けの小説に近づきます。内容も、1〜3巻は学校生活のわくわくが中心なのに対し、後半は登場人物の死や戦いが描かれ、重く暗くなっていきます。呪文や魔法界の造語も多く、日本の子には英検準1級程度の語彙力があると読みやすい本です。
おすすめは、日本語版(静山社)で筋を知ってから原書に進む読み方です。当サイトでも日本語版の『ハリー・ポッターと賢者の石』を紹介しています。日本語で好きになった場面を英語で読み返すと、知らない単語があっても前後から意味が推測でき、長い本を読みきる自信につながります。英語版はオーディオブックも広く出ているので、音声を聞きながら読むのも一つの方法です。
読む順番のコツ
物語が1巻から7巻まで一続きなので、必ず第1巻から順番に読んでください。巻が進むほど長く、内容も重くなるので、続きは子どもの年齢や英語力に合わせて手渡すのがおすすめです。英語が負担なら、1〜3巻を英語で、それ以降は日本語版で先に筋を追ってから英語に戻るなど、日本語版と組み合わせると最後まで楽しめます。
こんな子に
日本語版を読んでハリー・ポッターが大好きになった子の、はじめての英語の長編に。内容は小学校高学年〜中学生向けで、英語は英検準2級〜準1級程度の子が目安です。
読む順番
刊行順で、本編全7巻。題名はアメリカ版のものです(2巻以降はイギリス版と同じ題名)。
- 1
Harry Potter and the Sorcerer's Stoneイギリス版の題名は Philosopher's Stone。日本語版『ハリー・ポッターと賢者の石』
小3〜中学長編Englishあらすじを読む → - 2
Harry Potter and the Chamber of Secrets小3〜中学長編Englishあらすじを読む → - 3
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
- 4
Harry Potter and the Goblet of Fire
ここから1冊がぐっと長くなります
- 5
Harry Potter and the Order of the Phoenix
- 6
Harry Potter and the Half-Blood Prince
- 7
Harry Potter and the Deathly Hallows
シリーズ最終巻
当サイトで紹介している巻は、タイトルからあらすじ・対象の目安のページに移れます。ほかの巻も紹介してほしいときは本のリクエストへ。
読み終えたら、次の1冊
- Percy Jackson and the Olympians(シリーズ)
特別な力をもつ子どもたちの学校のような場所で、仲間と冒険する楽しさはそのままに、舞台は現代のアメリカ。パーシーの一人称のくだけた語りは会話の英語に近く、ハリー・ポッターの後半より1冊が短いので、テンポよく読み進められます。
The Hobbit魔法と冒険の長編をもっと読みたい子に、ファンタジーの古典を。旅の道中で竜や小人が次々に登場する物語で、語数はハリー・ポッター第1巻よりやや多く、古風なイギリス英語が混じるぶん一段むずかしくなります。
- The Hunger Games(シリーズ)
後半の巻の、仲間を失いながら闇の力に立ち向かう重い展開に引きこまれた中学生以上に。少女カットニスの一人称で語られるサバイバルの物語で、英語は平易ですが、暴力や死の描写が多いので大人が先に確かめてから渡してください。
- Keeper of the Lost Cities(シリーズ)
魔法の学校での授業や友だちづきあい、少しずつ明かされる自分の出生の謎が好きだった子に。エルフの世界を舞台にした長いシリーズで、1冊は500〜900ページ近くと厚めですが、会話が多く読みやすい英語です。
よくある質問
- Q. 英語を何年くらい学んだ子なら読めますか?
- 第1巻でも推定7万語台あり、英語の長編を何冊か読みきった経験のある子向けです。日本語版で筋を知っていれば、英検準2級〜2級の中学生でも辞書なしで大筋を追えます。第4巻以降は1冊が19万語を超える巻もあり、英検準1級程度の語彙があると楽に読めます。
- Q. 日本語版とどちらを先に読むのがいいですか?
- 日本語版(松岡佑子訳、静山社)を先に読むのがおすすめです。筋を知っていれば、知らない単語や魔法界の造語があっても前後から意味を推測でき、英語の長編を読みきる自信につながります。好きな巻だけ英語で読み返す、という使い方もできます。
- Q. アメリカ版とイギリス版、どちらを買えばいい?
- 物語は同じなので、手に入れやすい方でかまいません。ちがうのは第1巻の題名(米 Sorcerer's Stone/英 Philosopher's Stone)と、つづりや一部の単語です。英語の授業でアメリカ英語を習っているならアメリカ版(Scholastic)が読みやすく、イギリスの言い回しを味わいたいならイギリス版(Bloomsbury)を。
- Q. 音声(オーディオブック)は使えますか?
- 英語版は全7巻のオーディオブックが出ていて、1冊まるごとの朗読が聞けます。本を目で追いながら聞くと、呪文や人名の読み方がわかり、長い本でも止まらずに進めます。はじめは好きな章だけ音声つきで読み、慣れてきたら本だけで読む、という順番もおすすめです。