日本語のシリーズ
ノンタン シリーズ(ノンタンあそぼうよ)
全22巻(完結) 「ノンタンあそぼうよ」の22冊。「赤ちゃん版・ノンタン」(全9冊)やボードブック、2026年8月刊のしかけ絵本『ノンタンのおうち』などの関連本は数に入れていません
作:キヨノサチコ
文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/17
「ノンタン」は、キヨノサチコが文と絵をかいた偕成社の絵本シリーズです。1976年に『ノンタン ぶらんこのせて』が出てから、「ノンタンあそぼうよ」のシリーズとして2016年までに22冊が刊行され、テレビアニメやCDにもなりました。シリーズの初期は大友康匠との共作名義でしたが、現在出ている本はすべて「作・絵 キヨノサチコ」となっています。
主人公のノンタンは、白いねこの男の子。いたずらと遊ぶことが大好きで、わがままも言うけれど、本当は友だち思いです。まわりには、うさぎさん、くまさん、ぶたさん、たぬきさんといった仲間がいて、2001年の『ノンタン いもうといいな』からは妹のタータンも登場します。
ノンタンは、はじめから「いい子」として描かれてはいません。ぶらんこを友だちにゆずれなかったり、おねしょをしてしまったり、しゃっくりが止まらなくなったり。小さな子が毎日の中で出会う「こまった」「できない」がそのままお話になっていて、最後は遊びの中で自然に気持ちがほどけていきます。お説教ではなく、読む子が「ノンタンもおなじだ」と思えるところが、長く読みつがれてきた理由です。
太めの線とはっきりした色で描かれた絵、「おまけの おまけの きしゃぽっぽ」のような声に出したくなることばのくり返しも、このシリーズの楽しさです。0〜1歳向けの小さな「赤ちゃん版・ノンタン」のシリーズや、ボードブックも別に出ていて、年齢に合わせて選べます。
読む順番のコツ
1冊ずつ完結した絵本で、巻と巻の話のつながりはほとんどないので、どこから読んでもかまいません。いま子どもがぶつかっていることに近い巻を選ぶのがいちばんです。公園で順番をゆずれない時期なら『ノンタン ぶらんこのせて』、おねしょが気になる時期なら『ノンタン おねしょでしょん』、誕生日には『ノンタンの たんじょうび』という選び方ができます。妹のタータンは『ノンタン いもうといいな』で初めて登場するので、タータンが出てくる巻はそのあとに読むと流れがわかりやすくなります。
こんな子に
読み聞かせは2歳ごろから、「ノンタンあそぼうよ」の対象は3〜4歳が目安です。ひらがなが読めるようになったら自分でも。0〜1歳には、別シリーズの「赤ちゃん版・ノンタン」が向いています。
読む順番
「ノンタンあそぼうよ」のシリーズ番号(1〜22)順。1976年から2016年にかけて刊行。ほかに「赤ちゃん版・ノンタン」(全9冊)やボードブックがあります
- 1

- 2
ノンタン おやすみなさい
- 3
あかんべ ノンタン
- 4
ノンタン およぐのだいすき
- 5
ノンタン ほわほわほわわ
- 6
ノンタン おねしょでしょん
- 7
ノンタン! サンタクロースだよ
- 8
ノンタン あわ ぷくぷく ぷぷぷう
- 9
ノンタンの たんじょうび
- 10
ノンタン ボール まて まて まて
1982年
- 11
ノンタン ぱっぱら ぱなし
- 12
ノンタン こちょ こちょ こちょ
- 13
ノンタン バースデイブック
- 14
ノンタン おばけむらめいろ
- 15
ノンタン しゃっくり ひっくひく
- 16
ノンタン いもうといいな
2001年。妹のタータンが初登場
- 17
ノンタン いたいのとんでけ〜☆
- 18
ノンタン ふわふわタータン
- 19
ノンタン でかでかありがとう
- 20
ノンタン おたのしみブック
- 21
ノンタン スプーンたんたんたん
- 22
ノンタン ピクニックららら
当サイトで紹介している巻は、タイトルからあらすじ・対象の目安のページに移れます。ほかの巻も紹介してほしいときは本のリクエストへ。
読み終えたら、次の1冊
そらまめくんのベッド大事なベッドを友だちに貸してあげられなかったそらまめくんが、あるできごとをきっかけに気持ちを変えていくお話です。『ノンタン ぶらんこのせて』で、ゆずる・ゆずれないの気持ちに共感した子にぴったり。小さな子の「ぼくの!」の気持ちにそっと寄りそう絵本です。
- ぐりとぐら シリーズ(シリーズ)
生活の「こまった」から始まるノンタンに対して、ぐりとぐらは料理をして仲間と分けあう楽しさが中心です。文章は少し長くなりますが、歌のくり返しやリズムのよさは共通していて、3〜4歳でノンタンを楽しんだ子が次に読むお話の絵本として定番です。
いやいやえん保育園に通う男の子しげるが、いたずらやわがままをくり返しながら過ごす毎日を描いた童話です。ノンタンのように「いい子」ではない主人公に共感した子に。7つのお話に分かれているので、4〜5歳ごろから一晩1話ずつ、絵本より長いお話を聞く練習になります。
よくある質問
- Q. 何歳から読めますか?
- 「ノンタンあそぼうよ」は3〜4歳が中心ですが、文が短く、声に出したくなるくり返しが多いので、読み聞かせなら2歳ごろから楽しめます。まだ1〜2歳なら、もっと短くて小さい「赤ちゃん版・ノンタン」から始め、お話がわかるようになってきたら「あそぼうよ」のシリーズへ進むとスムーズです。
- Q. 全部で何冊ありますか?
- 「ノンタンあそぼうよ」は、1976年の『ノンタン ぶらんこのせて』から2016年の『ノンタン ピクニックららら』までの22冊です。作者のキヨノサチコは2008年に亡くなりましたが、残された原稿や構想をもとにその後も本が出ています。このほか「赤ちゃん版・ノンタン」全9冊や、しかけ絵本などの関連本があります。
- Q. どの巻から読めばいいですか?
- 巻と巻のつながりはほとんどないので、番号順にこだわる必要はありません。いま子どもがぶつかっていることに近い巻を選ぶのがいちばんです。順番をゆずれない時期なら『ノンタン ぶらんこのせて』、夜なかなか寝ない時期なら『ノンタン おやすみなさい』、おねしょが気になるなら『ノンタン おねしょでしょん』が合います。
- Q. 「赤ちゃん版」とはどうちがいますか?
- 「赤ちゃん版・ノンタン」は1歳ごろからを対象にした小さめの絵本で、1冊24ページほど。食べる、トイレに行くといった生活の一場面を、短いことばで描いています。お話に山場がある「ノンタンあそぼうよ」に比べてずっとシンプルなので、はじめての絵本に向いています。