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日本語のシリーズ

かいけつゾロリ

既刊76巻(2026年10月時点)(刊行中) 最新は2025年12月の『かいけつゾロリ ニセゾロリあらわる!!』。近年は年1冊ほどのペースで新刊が出ています

作:原ゆたか

文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/17

「かいけつゾロリ」は、原ゆたかが文と絵の両方を手がけ、ポプラ社から1987年の『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』で始まったシリーズです。主人公は、いたずらの王者になることと、自分のお城を持ち、すてきなおよめさんをもらうことを夢見て旅をつづけるキツネのゾロリ。1巻で子分になったイノシシのふたご、イシシとノシシがいつも一緒で、三人組の掛けあいがお話を引っぱっていきます。70巻をこえた今も新しい巻が出つづけている、長寿のシリーズです。

1冊ごとのつくりは、ほぼ決まっています。旅の途中でたどりついた町で困っている人や、ひとやま当てられそうな話に出会い、ゾロリがとびきりの作戦を考え、インチキな発明品や変装で大さわぎを起こす。作戦は途中まではうまくいくのに、最後にはたいてい思わぬ方向へころがっていきます。ずるいのに根は悪くないゾロリが、なぜか人助けをしてしまう回も多く、「悪役なのに応援したくなる」主人公像がこのシリーズの芯になっています。

いちばんの特徴は、ページのつくりです。文章と絵がほぼ半々で、せりふは吹き出しにも入り、ところどころに迷路や絵さがし、クイズのページがはさまります。絵のすみには本筋と関係のない小さなギャグがかくれていて、文章だけ追っていると見落としてしまうほど。おならやだじゃれの笑いもふんだんで、文字の多い本を見ると身がまえてしまう子でも、マンガを読む感覚で最後のページまでたどり着けます。

子どもがゾロリに出会うきっかけは、図書室や学級文庫、テレビアニメや映画などさまざまです。一冊読むと「次のも読みたい」と自分で本棚に向かう子が多く、はじめて「シリーズを追いかける」経験をする本になりやすいのもこのシリーズの強みです。大人から見ると下品に思える場面もありますが、字を追う体力をつける時期の本としては、これ以上ないほど頼りになります。

読む順番のコツ

1冊ごとにお話が完結するので、どの巻から読んでもかまいません。表紙やタイトルで気になった巻を子ども自身に選ばせるのがいちばんです。ただ、ゾロリとイシシ・ノシシの出会いや、ゾロリが旅をしている理由は1巻『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』でえがかれているので、最初の1冊に迷ったらここから。途中の巻には、以前の巻に出てきた人物が再登場することもありますが、知らなくても楽しめます。

こんな子に

ひとり読みをはじめた小学1〜3年生、とくに文字の多い本が苦手でマンガばかり読んでいる子に。だじゃれやおならのギャグで笑いたい年ごろの子にぴったりです。

読む順番

刊行順。70巻をこえて現在も続いているシリーズのうち、最初の12巻

  1. 1
    『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』の表紙
    かいけつゾロリのドラゴンたいじ

    ゾロリとイシシ・ノシシが出会う第1作

    小1〜小3すこし長め
    あらすじを読む →
  2. 2

    かいけつゾロリのきょうふのやかた

  3. 3

    かいけつゾロリのまほうつかいのでし

  4. 4

    かいけつゾロリの大かいぞく

  5. 5

    かいけつゾロリのゆうれいせん

  6. 6

    かいけつゾロリとチョコレートじょう

  7. 7

    かいけつゾロリの大きょうりゅう

  8. 8

    かいけつゾロリのきょうふのゆうえんち

  9. 9

    かいけつゾロリのママだーいすき

  10. 10

    かいけつゾロリの大かいじゅう

  11. 11

    かいけつゾロリのなぞのうちゅうじん

  12. 12

    かいけつゾロリのきょうふのプレゼント

当サイトで紹介している巻は、タイトルからあらすじ・対象の目安のページに移れます。ほかの巻も紹介してほしいときは本のリクエストへ。

読み終えたら、次の1冊

  • ズッコケ三人組(シリーズ)

    三人組のドタバタと掛けあいで笑っていた子に。ハチベエ・ハカセ・モーちゃんの小学6年生三人が、町で次々に事件や冒険に巻きこまれます。絵は減って文章が中心になりますが、1冊完結で読みやすく、小学3〜4年生でゾロリから一段上がるのにぴったりです。

  • ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(シリーズ)

    へんてこな発明品や道具で大さわぎになる話が好きな子に。ふしぎなお菓子を手に入れた人たちの運命が、使い方しだいで大きく変わる短い話の連作です。1話ずつ区切って読めるので、文章中心の本に慣れていない小学3年生前後でも無理なく進めます。

  • グレッグのダメ日記(シリーズ)

    ずるくて調子がいいのに憎めない主人公が好きな子に。中学生グレッグが日記の形で毎日の失敗をつづり、どのページにもマンガのような絵が入っています。ゾロリより文字はふえますが、絵と笑いに助けられて読めるので、マンガ好きの子の次の1冊に向いています。

よくある質問

Q. 何年生から読めますか?
ひとり読みは小学1〜3年生が目安です。1冊100ページほどありますが、文章と絵がほぼ半々で、せりふの多くは吹き出しに入っているので、ひらがなが読めてカタカナを覚えはじめた子なら1冊を読みとおせます。年長さんでも、大人が読み聞かせながら一緒に絵を見るなら十分楽しめます。
Q. どの巻から読めばいいですか?途中からでも大丈夫?
1冊ごとにお話が完結しているので、途中の巻からでも問題なく楽しめます。子どもが表紙を見て「これ読みたい」と選んだ巻から読むのがいちばんです。迷ったら、ゾロリとイシシ・ノシシが出会う1巻『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』から。以前の巻の人物が再登場することもありますが、知らなくても話はわかります。
Q. 全部で何巻ありますか?
2026年10月時点で76巻まで出ていて、今も続いています。1987年の1巻から、ほぼ年に1〜2冊のペースで出つづけてきました。全巻をそろえるより、図書館で気になる巻から借りて、気に入った巻を手元に置くくらいがおすすめです。
Q. おならやダジャレばかりで、読ませて大丈夫?
大人から見ると下品に思える場面はありますが、笑いたい一心でページをめくるうちに、文字を追う体力が自然についていきます。ゾロリはずるいけれど根は悪くなく、困っている人を結局助ける回も多いので、悪いことをすすめる本ではありません。文字の多い本が苦手な子が「本って楽しい」と感じる入り口として、心強いシリーズです。
Q. アニメ・映画と本はちがいますか?
テレビアニメや映画は、原作の巻をもとにした話もあれば、アニメだけのオリジナルの話もあります。本のほうは、迷路や絵さがし、クイズのページがはさまり、絵のすみに小さなギャグがかくれているなど、紙の本ならではのしかけが多いのが特徴です。アニメでゾロリを好きになった子にも、本を開くきっかけとしておすすめです。

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