ブックリンカー
『車のいろは空のいろ 白いぼうし』の表紙
小2〜小4読みごたえ

車のいろは空のいろ 白いぼうし

シリーズ:車のいろは空のいろ(読む順番を見る)

作:あまんきみこ絵:黒井健

対象の目安
小2〜小4
ボリューム 推定
約25,000字読みごたえ
ページ数
124ページ
出版社
ポプラ社1968年
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文:ブックリンカー編集部 / 更新日:2026/10/03

どんなお話?(ネタバレなし)

空いろのタクシーを運転する、やさしい運転手の松井さん。松井さんのタクシーには、ときどきふしぎなお客さんが乗ってきます。ちいさな子どもだと思ったら、どうやら人間ではないようで……。

表題作「白いぼうし」は、ある夏の日のおはなし。道ばたにぽつんと落ちていた小さな白いぼうしを、松井さんがひろいあげようとすると……。

この本には、「白いぼうし」をはじめ、「小さなお客さん」「山ねこ、おことわり」「くましんし」など8つのおはなしが入っています。ふしぎで、やさしくて、ちょっぴりせつない、松井さんとお客さんの出会いの物語です。

こんな子におすすめ

教科書で「白いぼうし」に出会い、松井さんのほかのお話も読んでみたくなった子に。長い物語はまだ荷が重いけれど、絵本より少し先に進みたい小学2〜4年生にも手に取りやすい分量です。はっきりした事件よりも、ふしぎな余韻や、ことばにしきれない気持ちを味わうのが好きな子に向いています。

読みどころ

  • どの話も、タクシーに乗ってくるお客さんがきっかけで始まります。運転手の松井さんは同じでも、お客さんが変わるたびに、季節もふしぎの種類もがらりと変わります。
  • 松井さんは、ふしぎなことが起きても大げさに驚いたり、問いつめたりしません。その静かな受けとめ方が、読み手にも「そういうこともあるかもしれない」と思わせてくれます。
  • 夏みかんのにおい、空いろの車体、初夏の野原など、においや色の描写が印象に残ります。ことばから場面を思いうかべる力を、自然に育ててくれる文章です。
  • 黒井健のやわらかなタッチの挿絵が、ふしぎな出来事をこわさではなく、やさしさで包んで見せてくれます。

読んだあとに話したいこと

  1. タクシーに乗ってきたお客さんのなかで、いちばん会ってみたいのはだれ?
  2. 松井さんは、どうしていつもお客さんにやさしくできるのかな。
  3. 松井さんのタクシーに乗れるとしたら、どこへ連れていってほしい?

おうちの方へ

「白いぼうし」は小学4年生の国語教科書に長くのっている名作です。1話15分ほどで読めるので、読み聞かせにも、小学2・3年生のひとり読みにも向いています。「すずかけ通り三丁目」は戦争で子どもを亡くした女性のおはなしで、少し悲しい場面があります。シリーズは2022年に出た『ゆめでもいい』を加えて全4巻です。

次に読むなら

シリーズは全4巻なので、気に入ったら続く3冊で松井さんとまた会えます(読む順番は「シリーズで読む」のページにまとめています)。同じく教科書でおなじみのお話が入った本として、「おてがみ」を収めたアーノルド・ローベル『ふたりはともだち』も、少し下の学年向けに並べておきたい一冊。ふしぎな世界に迷いこむ長めの物語へ進むなら、柏葉幸子『霧のむこうのふしぎな町』が次の段にあたります。1話15分の短編から、1冊を通して読む物語へ、無理なく移っていけます。

読んだ人の感想

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あらすじなどの文章は AI(Claude)が書いたもので、登場人物や出来事、結末などが実際の本と一部異なる可能性があります。対象の目安・ボリュームもブックリンカー編集部による目安です。お気づきの点はお問い合わせからお知らせください。書誌情報は openBD・国立国会図書館サーチ・Open Library・版元ドットコムを参照しています。